首・背中・肩の痛み
腰・下肢の痛み
肩・腕の痛み
足・膝の痛み
スポーツ外傷
捻 挫 | 関節周囲の靭帯や関節を包む関節包の損傷のことをいいます。 受傷直後にはRICE処置(安静・冷却・圧迫・挙上)を徹底してください。 捻挫の程度により異なりますが、受傷直後にはあまり腫れず夜やその翌日になって腫れることが多くあります。関節の運動痛の他に、熱感、圧痛があります。はれや痛みが強い場合は、筋緊張のために受傷直後は不安定感性があまり強く出ません。重度のものになると、剥離骨折を伴う場合もあります。 捻挫は軽く考えて無理をしてしまう方が多いようですが、初期の処置が大変重要です。痛みが強い場合は検査をしたほうがよいでしょう。 |
骨 折 | 大きな外力により骨が変形、破壊を起こす状態をいいます。骨折の症状として、骨折部を押さえると強い痛み、内出血を伴うはれ、異常可動性、変形、機能障害や損傷部を動かしたときに音が聞こえます。大きく分けて皮膚の中で折れている閉鎖性骨折と、皮膚が開いてしまっている開放性骨折の二つに分けられ、後者は感染症の危険があるので大きな病院にかかる必要があります。 |
脱 臼 | 関節を構成する骨同士の関節面が正しい位置関係を失って外れている状態で、程度により完全脱臼と不完全脱臼(亜脱臼)に分けられます。 整復をして元に戻せば痛みは軽くなりますが、痛めた際に筋肉や靭帯、関節包等を痛めていますので、痛みが軽くなったからといって放っておくと習慣性脱臼のなる可能性があるので受傷直後は一定期間固定してください。 |
肉離れ | 筋肉が急激に収縮した結果、筋膜や筋肉の繊維が部分的に伸びたり切れたりした状態をいいます。スポーツをしている最中に起こりやすく、筋肉が収縮している(力が入っている)時に強制的に引き延ばされることにより生ずることが多く、ももの前の筋肉、ももの後ろの筋肉、ふくらはぎの筋肉に発生しやすいです。損傷が強い場合には損傷部に陥凹が見られます。急性期にはRICE処置(安静・冷却・圧迫・挙上)を徹底し、特にアイシングと圧迫は血腫を抑えるために必要なのでしっかり行って下さい。受傷から2~3日経過し症状が軽くなってきたら、温熱療法や物理療法に替えて段階的に局所の修復を促します。リハビリは軽い負荷から始め、徐々に運動レベルを上げていきましょう。急な練習は再受傷する可能性があるので気をつけて下さい。 |
突き指 | 指先に強く物が当たるなどして腱や関節、骨などを痛める怪我の総称です。スポーツ全般で多く発生しますが、野球、バレー、バスッケトボール等の球技で多く見られ、重症なものになると靭帯が付着している骨が剥離骨折してしまう場合もありマレットフィンガーが有名です。 腫脹、皮下出血、可動域制限がみられ、場合によってはシビレを伴います。よく突き指は引っ張ればよいと言われますが、かえって悪化させる可能性がありますので避けてください。突き指をした時は、患部を冷やして腫れを抑え、骨折や脱臼の可能性もあるので患部を固定し、受診をおすすめします。 |
スポーツ障害・成長痛
【スポーツ障害の種類と対処法】スポーツ障害とは、長期的に同じ運動を繰り返すことで、身体の一定の部分に負担がかかって起こる障害です。スポーツにおける身体の使いすぎや、不適切なフォームが主な原因で成人だけではなく、成長期の子供にも多くみられます。
受傷後は運動を中止し、周囲の組織の治療をすると同時に痛みが発生した原因を特定し問題となった動作をさけたフォームを習得した後に競技復帰する必要があります。
疲労骨折 | 骨の同じ場所に繰り返し加わる小さな力によって、発生した骨折状態のことを言います。転倒や強打が原因になることは無く、短期的に集中的なトレーニングを行ったときに生じることが多いのも特徴です。 主に脛骨、腓骨、中足骨等の下肢の骨や肋骨に発生しやすく通常の骨折に比べて運動時に激しい痛みを感じ、休んでいる時は痛みが軽いという特徴があります。明確な外傷がないのに運動中に激しい痛みがある場合は注意しましょう。見た目では強い圧痛、腫脹、発赤、熱感があります。 疲労骨折が発覚した場合は基本的に練習の中止、または練習量を減らして負担の軽いリハビリをする事により回復していきます。 |
オスグッド | 膝の脛骨が出っ張って痛むという骨軟骨炎で10~15歳くらいのスポーツ少年など活発な発育期の男子に好発しやすく、特に発症しやすいスポーツはキックやジャンプの動作が多いサッカー、バスケットボール、野球、バレーボール、テニス、陸上競技と言われています。多くの患者は、膝の脛骨の付近の痛みや膝裏の痛みを感じます。実際の痛みほど外見からは感じられないことが多く、患者に注意が必要です。発症後は休養や運動制限を取る必要があります。 |
膝蓋靭帯炎 | 膝蓋骨と脛骨をつなぐ靭帯の炎症で別名ジャンパー膝と呼ばれます。ランニングやジャンプの動作を繰り返しする競技者に多くみられます。初期は運動後の痛みだったものが、進行すると運動中や日常生活でも痛くなります。痛みに対しては練習後のアイシングと大腿四頭筋のストレッチが有効です。 |
野球肘 | 投球動作を積み重ねることにより起こる肘の痛みです。骨や筋が未発達な子供に多く、練習のしすぎ長期間に肘に負担の掛かるフォームでの投球に起因します。 症状は肘の曲げ伸ばしや強く物を握った時の肘関節の内側上顆部に痛みが感じられます。放置すると、関節の軟骨が剥がれ、関節をどんどん傷つけていく怖れがあります(関節鼠)。 運動後のアイシングや電気治療や温熱治療をする事により徐々に軽くなっていきますが、根本的な解決方法として、もっとも有効なものは投球フォームを改良することです。 |
テニス肘 | テニスなどのラケットを使用するスポーツをする人にみられ、いずれも使いすぎ障害で、初心者や筋力の弱い中年の女性に多く見られます。手関節の上げ下げ運動や肘を動かした際に肘関節の外側上顆に痛みを感じます。野球肘と同じで運動後のアイシングと前腕筋のストレッチが有効的です。 |
むち打ち・交通事故治療
「むち打ち症」は、主に自動車の追突、衝突、急停車等によって首が鞭(むち)のようにしなったために起こる症状を総称したものです。 しかし「むち打ち症」は,正式な傷病名ではなく、「頸椎捻挫」「頸部挫傷」「外傷性頸部症候群」などと呼ばれます。多くの方は次のような傷病名に診断され,様々な症状がでてきます。症 状 | 首の後ろや肩の痛く、首を伸ばすと痛みが強くなる |
解 説 | 【頚椎捻挫型】 頚椎の周りの筋肉や靭帯、軟部組織の損傷で最も多くみられ、 むちうち症全体の70~80%を占めているとされています。 |
症 状 | 首の痛みのほか、腕の痛みやしびれ、だるさ、後頭部の痛み、顔面痛があり、咳やくしゃみをしたり、首を横に曲げたり、回したり、首や肩を一定方向に引っ張ったりしたときに痛みが強くなる |
解 説 | 【根症状型】 頚椎のならびに歪みが出来ると、神経が圧迫されて症状がでます。 |
症 状 | 頭痛、めまい、耳鳴り、吐き気などがする |
解 説 | 【バレ・リュー症状型】 項部交感神経症候群ともいいます。頚椎に沿って走っている椎骨動脈の血流が低下し、 頭痛、めまい、耳鳴り、吐き気などの症状が現れると考えられています。 |
症 状 | 歩き難かったり、尿や便が出にくい |
解 説 | 【脊髄症状型】 頚椎の脊柱管を通る脊髄が傷ついたり、下肢に伸びている神経が損傷されて、下肢のしびれや知覚異常が起こり、歩行障害が現れるようになります。また、膀胱直腸障害が生じて、尿や便が出にくくなるケースもあります。 |
症 状 | 何となく体調が悪い自覚症状があるが、検査をしても原因となる病気が見つからない(不定愁訴) |
解 説 | 【脳髄液減少症】 一時的に髄液圧が急上昇しその圧が下方に伝わって腰椎の神経根にもっとも強い圧がかかりクモ膜が裂けると考えられています。脳脊髄液減少症の症状はきわめて多彩で、いわゆる不定愁訴がそれに相当します。初期には頭痛が特徴的です。 |
矯正
当院はリアライン・コンセプトに基づいた治療を行っています。
リアライン(ReaLine)とは、関節の歪みを早期に矯正することを基盤とした新しい治療法です。 リアライン・コンセプトを習得することにより、種々の関節疾患の進行を予防したり、治療を加速させる上で画期的な治療効果を得ることができます。
骨格の歪みはもちろんのこと、骨格を歪ませる筋肉の歪み・組織間の滑走不全を認定資格である『組織間リリース』や、『リアライン・デバイス』を使用することにより、理想的な関節肢位を保ちながらエクササイズを行い、良肢位を保持した状態での筋活動パターンの再学習を行う事ができます。
当院はリアライン商品を正しく使用できる指導者に認定されています。